Martin
Custom D-45 150th Shaded Top / Brazilian Rosewood【1983年製】

ハカランダ（ブラジリアン・ローズウッド）を用いたカスタムモデルのD-45 シェイデットトップを委託販売で預かりしました。
1983年、マーチン社設立150周年の記念すべき年の一本です。

主な仕様としては、トップグレードのシトカスプルースをトップに、オプション等特別なモデルに採用される「Shaded Top」を採用。サイド＆バックにはブラジリアン・ローズウッドスノーフレークインレイを採用したエボニー指板、ペグボタンにもエボニーを採用しております。
ナット幅42.9mm、ネックはシャープなVシェイプを採用しSQロッド仕様となっています。

1983年に生産されたモデルはバックブレイスに「1833-1983 150th Year」の焼印がございます。
またラベルはカスタム品用の楕円形のホワイト・ラベルとなっています。

同仕様は他に無く一本限りのオーダー品のようです。

フレット、ナット、サドルは交換済み。交換のタイミングは不明ですがそれほど弾かれておらずわずかに凹み、跡が見える程度。弦高は現状6弦/3.0mm、1弦/2.5mmと標準範囲内。
ネックヒールにストラップピンが追加され、エンドピンは「Burcus Berry」のエンドピンジャックがついております。ピックアップは取り付いておらずジャックのみが取り付いております。
ピン部分はキャップ式で取り外せるようになっており、そのパーツに割れがあるためストラップピンとして使う場合は交換等をおすすめします。

指板サイドバインディングに一部割れ、エンド部分は縮みを埋めて修正されています。
バックのハカランダ木目に沿ってニ箇所割れ補修後が見られます。パッチは無く軽度の割れで表面的な接着～塗装修正であったものと思われます。
その他当て傷、弾き傷は確認できますが使用にあたり問題、不安になるような箇所はなくお手元に置いておくにもきれいなコンディションであります。

サウンドも素晴らしく非常にパワフルさを感じます。明るさ、重厚感のバランスがよくレギュラーのD-45とも一線を画す響きとなっています。

ハードケースは開閉時に上部側を止めるバンドが切れているため180度開いてしまいますが比較的コンディションのいいブルーケースが付属。

スペシャリティの高いD-45 Custom。ハカランダモデルは非常に少なくなっております。是非ご検討下さい。

※お客様よりお預かりした委託品です。